2014年7月26日土曜日
第7回 Primal Scream - Ivy Ivy Ivy
Primal Scream / Ivy Ivy Ivy (CRE 067T : 1989)
メジャーからのファーストも当時の日本ではリリースされなかったものの、それなりの知名度を一部で獲得。その後クリエーションに復帰してすぐにリリースしたセカンド・アルバムからの先行カットとなったシングル。リリースされたばかりのこのシングルを買った友人がその足で私の家に来て見せてくれたんですが、それを見た私達の反応はかなり鈍いものでした。なにしろジャケ写から「モット・ザ・フープルですか?」な感じで、針を落としてみるとこれまた「モット・ザ・フープルですか?」な感じ。
ザ・カルトがアメリカでも売れて、彼らを見たサーストン・ムーアが1度捨てたツェッペリンのLPを買いなおしたとかインタビューでも言っていた。そんな70年代型マッチョなロックの再評価という、あまりありがたくない風潮がイギリスを中心に広がり始めていた頃。それにガッツリのっかりました感がビンビンに出ていて正直勘弁と思いました。ネガティヴなことばかり書きましたが、曲自体は好きですし、逆に今となってはあんなにバンドの変化を好まないとか、実に自分は保守的な人間だと気付かされ反省しました。
さて、今回も"Mayking Records"製のテスト・プレスで12インチ盤です。レーベル部分にボビー・ギレスピーのサイン入りとなってるんですが、本物かどうかわかりません。
2014年7月18日金曜日
第6回 Primal Scream - All Fall Down
Primal Scream / All Fall Down (CRE 017 : 1985)
85年のデビュー・シングル。学生の頃、友人がジーザス・アンド・メリー・チェインのドラマーがやってるバンドだよと教えてくれた。彼が聴かせてくれた曲は"Velocity Girl"だったと思う。あまりに短くしかも歌が素人同然じゃないかと思った。当時自分の田舎でCreationのシングルを買うのは無理だったので、遠出してこの曲が入ったコンピを買ってきたそうだ。本当にひどいジャケ("Purveyors Of Taste" CRELP - 010)で自分にとってこのレーベルの第一印象は最悪だった。
なんでわざわざ、ジザメリのドラマーごときがやっているバンドを苦労して探してきて聴こうとするの?それにこのレーベルどのバンドも音同じ、というかみんなヘタ。しかし、時はC86。Creation他イギリスには似たようなレーベルが乱立し始めていた頃です。気が付けば、いつのまにか自分もこの手の音を買いあさっておりました。
この曲も何かのコンピで最初に聴いたと思うのですが、やっぱシングルが欲しいと思って買いました。初期クリエイションのシングル(ペラ紙2つ折りのアレ)は持っておかなきゃいけないという強迫観念もあったのかも。
それで今回のレコードですが、テストプレス盤です。いつもお約束の真っ白けでなくてごめんなさいです。この頃のインディーレーベルがよく利用していたと思われる"Mayking Records"製のテストプレス盤でプレス日付は85年4月16日。ジャケもプレス・シートも何も付いてません。
2014年7月10日木曜日
第5回 Primal Scream - Loaded
Primal Scream / Loaded (Creation Records CRE 070W : 1990)
今回も有名どころでプライマル・スクリームです。当時彼らが所属したクリエーションはハウス・オブ・ラブをプッシュするのに忙しく、プライマル・スクリームらのプロモーションは後回しにされがちだったとか。そんな時にリリースされたのがこの曲で、ある意味その後のUKインディのあり方を決定づけた1曲ともいえるでしょう。
この曲の歴史的意味とか個人的にはどーでもよいので、さっそくレコードのほうを見ていきましょう。
ハイ、見事に真っ白け。しかも盤を裏返すと・・・・・
音溝彫ってありません。(溝が無いため盤が鏡面になって、撮影した自分が映りこんでしまいました。ごめんなさい。)いわゆるワンサイデッド・シングルというやつです。そのため本来B面に収録されていた2曲 "I'm Losing More Than I'll Ever Have" "Rumblin' Rose"は未収録。
いちおう、プルーフ・スリーブも付いてました。発売されたものより紙質が薄手です。
正直このシングル以降の彼らにはあまり愛着がありません。個人的にはこれ以前がすきだったんで、次回はその辺りのシングルをご紹介します。
2014年7月2日水曜日
第4回 Nick Lowe - Half A Boy And Half A Man
Nick Lowe / Half A Boy And Half A Man (F-Beat LOWE 1 : 1984?)
あまりにマイナーな人選で開始1回目からすでに読者置き去りのこのブログ。少し反省しまして今回は多少なりとも名の知れた人をというわけでこの人、ニック・ロウをチョイス。
80年代後半頃日本で再評価熱が高まり結構みんな聴いていたと思うのですが、今ではすっかり枯れちゃって、ここ20年くらい新譜は出ても聞いてません。ごめんなさい。
もう何年もご無沙汰でとてもファンとはいえない私であります。かつてStiff, Rader, F-Beat時代のレコードやソロ、ロックパイル以前のブリンズリー・シュウォーツ、キッピントン・ロッジのレコード等も買い集めてたんですが、何といったらいいんでしょう、ある日突然醒めるんですよ。熱病から。
出ているレコードを完全に集めたわけではないのですが当面目標にしていたものが集まってしまうと、なんだかしらけてしまうのは男の性なんでしょうか?
さて実はこのEP、その正式なタイトルも正直わかりません。84年当時の新作アルバム "Nick Lowe And His Cowboy Outfit" プロモーション用に製作されたとおぼしき4曲入りEPで、収録曲は以下のとおり。
A1. Half A Boy And Half A Man
A2. Breakaway
B1. God's Gift To Women
B2. Live Fast Love Hard
20年近く前に通販で買いまして、最初1曲目を聴いた時は"Half A Boy And Half A Man" (F-Beat XX 34) のホワイト・レーベルかと思ったのですが、収録曲も違うし曲数も多い。チェーン・ストア用のフリービーか、それとも音楽雑誌のオマケにでもするつもりだったのか、その製作意図は今だ不明。どなたかご存知の方いらっしゃったらぜひご教授の程よろしくお願いします。
おっと、レコード盤の写真を載せるの忘れてました。
ハイこのとおりクリーム地のラベルには何も書いてありませんし、プレスシートの類もいっさい無し。この状態で店頭にあってもそりゃ誰も買いません。
ニック・ロウ関係、各国盤シングルのお話等また別の機会にちょこちょこと書きます。
登録:
投稿 (Atom)