2014年9月13日土曜日
第13回 Baby Lemonade - One Thousand Secrets
Baby Lemonade / One Thousand Secrets (DDT DISPLP 22 : 1988)
日本においてBaby Lemonadeと言えば、シド・バレットの有名曲ではなく、ましてやラヴのアーサー・リーと共演していたLAのバンドなどではあろうはずもなく、グラスゴー出身のインディ・ポップ・バンドである彼ら(彼女ら)を指す。たしかSha-La-Laでソノシートを1枚、Narodnikからシングルを1枚、そして今回紹介するアルバムが彼らの全ディスコグラフィーだったと思います。
女性ヴォーカルのネオアコというとこのアルバムをフェイヴァリットにあげる人も多いかも。学生の頃友人と隣の県までレコードを買いに行った際、友人からフールズ・メイトに載ってたとか言われて買ったと思う。全8曲本当にあっという間に終わるコンパクトなアルバム。
そういえばテスト・プレス盤あったっけと思い引っぱり出してきたのがこれ。
発売されたレコードと見比べることがなかった為つい最近まで気付かなかったのですが、裏ジャケのデザインが異なります。青みをペーストするの忘れただけなんでしょうけど。
2014年9月3日水曜日
第12回 The Primitives - Earth Thing
セカンド・アルバムも期待されたほどのセールスを獲得できず、バンドの先行きも混沌としていきます。時は90年代に突入し、Stone Roses, Happy Mondaysといったマンチェスター勢などクラブ対応可能な音がインディ・チャートにも増えていきます。プリミティヴズもこの動きに乗っかるべきだと判断したのか90年の終わり頃にこのシングルをプロモ・オンリーでDJを中心に配布。それによるクラブ等での反応を期待したみたいなのですが、何のリアクションも得られず、哀れ"Earth Thing"は1年あまりリリースを放置されてしまいます。その後91年10月頃にリリースされたものの、シングルのタイトルは"Spells"とされA面曲である"Earth Thing"のタイトルはジャケの端っこに消え入りそうなほど小さい文字で書かれていました。
The Primitives / Earth Thing (RCA LAZY 23 : 1990)
90年に配られたプロモオンリー12シングル。かなりの数が中古盤屋へ直行していたと思う。
The Primitives / Spells (RCA PT 44978DJ : 1991)
こちらは翌年にリリースされた"Spells"の先行プロモ・シングル。
The Primitives / Earth Thing (RCA LAZY 23 : 1990)
90年に配布されたプロモ・オンリー・シングルのテスト・プレス盤。クレジットにプリミティヴズの名がありません。曲名アーティスト名共に"Earth Thing"と解釈させられるようなクレジットになってます。もしかすると、当初プロモ盤は匿名で配布するつもりだったのではないかといった想像もさせられます。それだけ曲そのものの出来に自信ががあったという事でしょう。個人的には好きな曲でありますが、世間的には極めて今さらな曲だったのも事実でありまして、バンドが世の中と明らかにづれきているのに本人達はたぶん全く気付いていないのではと思うと正直つらかった。
The Primitives / Earth Thing (RCA LAZY 23 : 1990)
90年に配られたプロモオンリー12シングル。かなりの数が中古盤屋へ直行していたと思う。
The Primitives / Spells (RCA PT 44978DJ : 1991)
こちらは翌年にリリースされた"Spells"の先行プロモ・シングル。
The Primitives / Earth Thing (RCA LAZY 23 : 1990)
90年に配布されたプロモ・オンリー・シングルのテスト・プレス盤。クレジットにプリミティヴズの名がありません。曲名アーティスト名共に"Earth Thing"と解釈させられるようなクレジットになってます。もしかすると、当初プロモ盤は匿名で配布するつもりだったのではないかといった想像もさせられます。それだけ曲そのものの出来に自信ががあったという事でしょう。個人的には好きな曲でありますが、世間的には極めて今さらな曲だったのも事実でありまして、バンドが世の中と明らかにづれきているのに本人達はたぶん全く気付いていないのではと思うと正直つらかった。
2014年7月26日土曜日
第7回 Primal Scream - Ivy Ivy Ivy
Primal Scream / Ivy Ivy Ivy (CRE 067T : 1989)
メジャーからのファーストも当時の日本ではリリースされなかったものの、それなりの知名度を一部で獲得。その後クリエーションに復帰してすぐにリリースしたセカンド・アルバムからの先行カットとなったシングル。リリースされたばかりのこのシングルを買った友人がその足で私の家に来て見せてくれたんですが、それを見た私達の反応はかなり鈍いものでした。なにしろジャケ写から「モット・ザ・フープルですか?」な感じで、針を落としてみるとこれまた「モット・ザ・フープルですか?」な感じ。
ザ・カルトがアメリカでも売れて、彼らを見たサーストン・ムーアが1度捨てたツェッペリンのLPを買いなおしたとかインタビューでも言っていた。そんな70年代型マッチョなロックの再評価という、あまりありがたくない風潮がイギリスを中心に広がり始めていた頃。それにガッツリのっかりました感がビンビンに出ていて正直勘弁と思いました。ネガティヴなことばかり書きましたが、曲自体は好きですし、逆に今となってはあんなにバンドの変化を好まないとか、実に自分は保守的な人間だと気付かされ反省しました。
さて、今回も"Mayking Records"製のテスト・プレスで12インチ盤です。レーベル部分にボビー・ギレスピーのサイン入りとなってるんですが、本物かどうかわかりません。
2014年7月18日金曜日
第6回 Primal Scream - All Fall Down
Primal Scream / All Fall Down (CRE 017 : 1985)
85年のデビュー・シングル。学生の頃、友人がジーザス・アンド・メリー・チェインのドラマーがやってるバンドだよと教えてくれた。彼が聴かせてくれた曲は"Velocity Girl"だったと思う。あまりに短くしかも歌が素人同然じゃないかと思った。当時自分の田舎でCreationのシングルを買うのは無理だったので、遠出してこの曲が入ったコンピを買ってきたそうだ。本当にひどいジャケ("Purveyors Of Taste" CRELP - 010)で自分にとってこのレーベルの第一印象は最悪だった。
なんでわざわざ、ジザメリのドラマーごときがやっているバンドを苦労して探してきて聴こうとするの?それにこのレーベルどのバンドも音同じ、というかみんなヘタ。しかし、時はC86。Creation他イギリスには似たようなレーベルが乱立し始めていた頃です。気が付けば、いつのまにか自分もこの手の音を買いあさっておりました。
この曲も何かのコンピで最初に聴いたと思うのですが、やっぱシングルが欲しいと思って買いました。初期クリエイションのシングル(ペラ紙2つ折りのアレ)は持っておかなきゃいけないという強迫観念もあったのかも。
それで今回のレコードですが、テストプレス盤です。いつもお約束の真っ白けでなくてごめんなさいです。この頃のインディーレーベルがよく利用していたと思われる"Mayking Records"製のテストプレス盤でプレス日付は85年4月16日。ジャケもプレス・シートも何も付いてません。
2014年6月22日日曜日
第3回 V.A. - Shadow Factory : The Sarah Compilation
Subway, Creation, Glassがらみのバンドが続いたので、ついでと言っては何ですがブリストルのSarahが最初に出したコンピLPを。
この頃自分の田舎にはこのレーベルのシングルが入荷する事は無かったので、Sarahの音を聴くのは友人が買ってきたこのLPが初めてでありました。最初聴いた時にはこれがコンピレーションだと気付きませんでした。あまりに全バンドそろってヘタだったから。素人目にもヤル気があるとは思えないジャケットデザインに真っ黒けのレーベル。けど、繰り返し聴いていると何故か妙に愛着がわいてくるレコードでした。
Sarah所属のバンドもライヴでいくつか見ることができました。デプトフォードにあるパブの2階、8畳ほどの狭いスペースにファウンテンという名のクラブがあり、そこで見たSea Urchinsのライヴが印象に残ってます。オープンよりかなり早い時間に着いてしまい、中を見るとバンドはリハーサル中。自分はまるで英語を話せなかったので連中が何を話しているのかとかサッパリわかりませんが、厚かましくも中に居座って見させていただきました。このクラブのドラムセットはきちんと固定されていなかったのか、演奏中バスドラがどんどん前に出て行くのでヴォーカルが足で押さえつけていました。ライヴ終盤では演奏にも力が入りすぎたのか、スタンドから外れたシンバルが前方のヴォーカルを直撃といった場面もあり、微笑ましいのかワイルドなのかよくわからんライヴでした。この時のライヴでも"Dizzy Miss Lizzy"とかやっていて60年代ロック好きだとはわかっていましたが、その後見たときにはギターの奴がJohn's Childrenのコスプレで"Desdemona"を歌っていました。
話がそれてスミマセン。レコードの紹介続けます。ちなみに今回のレコードはテスト・プレス盤です。まずはレーベル写真から。
これをお持ちの方はご存知のとおりこのLP、AB面間違ってプレスされています。それはこのテストプレスも同様です。リリースされたレコードのレーベルが真っ黒けだったのもこの辺に理由があったのかもしれません。後にジャケデザインを変更して再発した時にはちゃんと印刷したレーベルが付けてありました。
Cartelが発行したプレス・シート。
ジャケットの試し刷り。よく見ると発売されたLPの裏ジャケ左上部にあったレコード番号がありません。
わかりにくくて申し訳ないのですが、こちらはその裏ジャケ左上付近を撮影。このLP背表紙もないし、レーベルも真っ黒。つまり(バーコード部以外)レコード番号がどこにも印刷されてないので、ディストリビューターあたりに怒られてあわてて番号を入れたのではと想像されます。
Heavenlyのデビューシングル(SARAH 30)以降、かねてより卸し屋に嫌われていた手作り感あふれるラップアラウンド・スリーヴをやめてしまってから自分にとってはあまり魅力の無いレーベルとなってしまいました。自分が単にラップアラウンド・スリーヴ・フェチなだけなんでしょうけど。
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