2014年6月16日月曜日

第2回 The Servants - Disinterest


The Servants / Disinterest (Paperhouse PAPLP 005 : 1990)

 いわゆるC86系のバンドで個人的に一番好きだったバンド。10年近く前にも未発表曲を含むCDがチェリー・レッドから出たりしてましたが、ここ数年再評価されたんでしょうか(?)初期シングル集や未発表曲集とか出てます。85年結成でC86にのっかって、デビューまではとんとん拍子で活動していたのですが、その後バンドの歴史はこれでもかというほどの不運の連続。今回ご紹介します90年リリースのファーストにして、活動中唯一のアルバムもなぜかいまだに廃盤状態であります。前回同様、こちらも白ラベルのサンプル盤です。
素っ気無いホワイトレーベルにタイトル、バンド名。ところがこれ誤ってB面にスタンプ。
その後間違いに気付いたのかA面側には手書きでタイトル書かれてます。
こちらはそのプレスシート。これに書かれたバンドのバイオグラフィーが結構悲惨で、若干のフィクションを交えつつも、そのほとんどは現在ウィキペディアなどに書かれているものと同じです。
ちなみにジャケの試し刷り(プルーフスリーブ)も付いてます。
91年8月コヴェントガーデンで彼らのライヴを見た。お客さんもまばらだった。ライヴ前トイレで用をたしていると横にはLuke Hainesが。ライブでは初期のシングル曲も演奏され大変よかったと記憶してます。David Westlakeに、つたない英語で「次はいつライヴやるの?」とたずねたら、今のところ予定は無いとか返事されたと思う。本当に間のぬけた質問だったわけでして、その日が彼ら最後のライヴとなったと知ったのは最近の話です。
 日本ではApple Boutiqueのほうが知名度高いのでしょうか。サーヴァンツの事が書かれた媒体を目にする事は今だ皆無。オトゥールズがブレイクした時は再評価も進むと思ったのですがそれすらなかった。また近いうちにサーヴァンツのレコードをレビューする機会があると思いますので、彼らのディスコグラフィーやバイオグラフィーはその時また。

0 件のコメント:

コメントを投稿