Subway, Creation, Glassがらみのバンドが続いたので、ついでと言っては何ですがブリストルのSarahが最初に出したコンピLPを。
この頃自分の田舎にはこのレーベルのシングルが入荷する事は無かったので、Sarahの音を聴くのは友人が買ってきたこのLPが初めてでありました。最初聴いた時にはこれがコンピレーションだと気付きませんでした。あまりに全バンドそろってヘタだったから。素人目にもヤル気があるとは思えないジャケットデザインに真っ黒けのレーベル。けど、繰り返し聴いていると何故か妙に愛着がわいてくるレコードでした。
Sarah所属のバンドもライヴでいくつか見ることができました。デプトフォードにあるパブの2階、8畳ほどの狭いスペースにファウンテンという名のクラブがあり、そこで見たSea Urchinsのライヴが印象に残ってます。オープンよりかなり早い時間に着いてしまい、中を見るとバンドはリハーサル中。自分はまるで英語を話せなかったので連中が何を話しているのかとかサッパリわかりませんが、厚かましくも中に居座って見させていただきました。このクラブのドラムセットはきちんと固定されていなかったのか、演奏中バスドラがどんどん前に出て行くのでヴォーカルが足で押さえつけていました。ライヴ終盤では演奏にも力が入りすぎたのか、スタンドから外れたシンバルが前方のヴォーカルを直撃といった場面もあり、微笑ましいのかワイルドなのかよくわからんライヴでした。この時のライヴでも"Dizzy Miss Lizzy"とかやっていて60年代ロック好きだとはわかっていましたが、その後見たときにはギターの奴がJohn's Childrenのコスプレで"Desdemona"を歌っていました。
話がそれてスミマセン。レコードの紹介続けます。ちなみに今回のレコードはテスト・プレス盤です。まずはレーベル写真から。
これをお持ちの方はご存知のとおりこのLP、AB面間違ってプレスされています。それはこのテストプレスも同様です。リリースされたレコードのレーベルが真っ黒けだったのもこの辺に理由があったのかもしれません。後にジャケデザインを変更して再発した時にはちゃんと印刷したレーベルが付けてありました。
Cartelが発行したプレス・シート。
ジャケットの試し刷り。よく見ると発売されたLPの裏ジャケ左上部にあったレコード番号がありません。
わかりにくくて申し訳ないのですが、こちらはその裏ジャケ左上付近を撮影。このLP背表紙もないし、レーベルも真っ黒。つまり(バーコード部以外)レコード番号がどこにも印刷されてないので、ディストリビューターあたりに怒られてあわてて番号を入れたのではと想像されます。
Heavenlyのデビューシングル(SARAH 30)以降、かねてより卸し屋に嫌われていた手作り感あふれるラップアラウンド・スリーヴをやめてしまってから自分にとってはあまり魅力の無いレーベルとなってしまいました。自分が単にラップアラウンド・スリーヴ・フェチなだけなんでしょうけど。
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